食物アレルギーっ子の入園入学前面『学校園の話を鵜呑みにするべからず』 | アレルギーっ子だより

食物アレルギーっ子の入園入学前面『学校園の話を鵜呑みにするべからず』

2021年10月27日

そろそろ幼稚園や小学校の就学前健診なども終わった頃でしょうか?

我が家も息子の幼稚園入園時は本当に不安で、周りに相談できる人もいなくて、ただただ本を読んでいたことを覚えています。

特に幼稚園入園時にはトラブルにも見舞われ、そうした経験談をお話しさせてください。

幼稚園からお願いされたこと



我が家は息子の幼稚園を、市立幼稚園(二年保育)に決めていました。

幼稚園選びでこだわった点は

  • 自宅から近いこと。
    何かあった時にすぐ駆け付けられるように。
  • お弁当が選択できること。
  • 保護者が参加できる行事が多いこと
    これはアレルギーとは関係ないですね。

これらの点から近所の市立幼稚園に決めました。

市立幼稚園には入学試験はありませんが、親子面談があり、健康面や何か心配事がある家庭は後日改めて面談がありました。

食物アレルギーがあり、エピペン所持の我が家はもちろん後日面談をしてもらいました。

その時園長先生からお願いされたことに驚きを隠せませんでした。

園長先生
園長先生

もしアレルギー発作が起こった場合、エピペンは息子くんご本人か、お母さんにうってもらいます。
入園までにご自身でエピペンがうてるよう練習しておいてください。

え…私が間に合わない場合、先生方にうってもらうことはできないんですか?

キャラメル
キャラメル
園長先生
園長先生

はい、私たちはうてませんよ。(苦笑)


この時無知な私は「そういう決まりなんだ、仕方ない。」と一旦承諾して帰りました。


でも帰ってからどんどん不安になってきたんです。

  • 入園時4歳の息子に、ましてやアレルギーの発作時冷静にエピペンをうつことができるのか。
  • 息子が登園中、私は常にすぐ駆けつけられる場所で待機していられるのか。
    急用の場合はどうするのか。

  • 遠足などの園外学習時には私も同伴しなくてはいけないのか。
    当時下の娘は2歳。

そんな不安を抱えながら、幼稚園自体同伴しないといけないのかな?なんて思いながら、この時はまだ、その後に現れる救世主の存在に気付いていない私でした…

救世主現る‼

色んな不安に押しつぶされそうになりながらも、入園の準備を進めていた私は、幼稚園に提出する書類を書いてもらう為に当時のかかりつけ医を訪れました。

そこで幼稚園での面談時に言われた話をすると…

病院の先生
病院の先生

それはありえませんね。厚生労働省の決まりで先生もエピペンを打てることになっています。
教育委員会に問い合わせてみるからお母さん安心して。
先生方には私が直接エピペンの講習をしてあげるからね。

え、そうなんですか⁉先生、ありがとうございます‼

キャラメル
キャラメル

実は厚生労働省の「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」というものをだしていて、その中に

『保育所において、子どもにアナフィラキシー等の重篤な反応が起きた場合には、速やかに医療機関に救急搬送することが基本となります。しかし、保育所において、乳幼児がアナフィラキーショックに陥り生命が危険な状態にある場合には、居合わせた保育所の職員が、本ガイドラインにおいて示している内容(事前の備えを含む)に即して、「エピペン®」を(自ら注射できない)子ども本人に代わって使用(注射)しても構いません。ただし、「エピペン®」を使用した後は、速やかに救急搬送し、医療機関を受診する必要があります。なお、こうした形で保育所の職員が「エピペン®」を使用(注射)する行為は、緊急やむを得ない措置として行われるものであり、医師法第 17 条(※)違反とはなりません。』(引用:厚生労働省「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」)

と書かれています。

このお話を聞いた数日後園長先生から電話がかかってきました。

園長先生
園長先生

春休み中に私も含め先生方全員〇〇病院でエピペンの講習を受けることになりました。
息子くんがアレルギー発作を起こした時には教員もエピペンを打てるよう練習してきます。
また改めて面談させてください。


こんな感じの内容でした。

かかりつけ医からの連絡を受け、教育委員会から話があったようで園の対応が180度変わりました。

もちろん、私自身も息子にエピペン注射の練習をさせ、なるべく登園時間内はすぐ連絡が取れるよう努めましたが、いざという時に先生方がエピペン対応できるのとできないのとでは安心感が違います。

なかなか幼稚園、保育園、学校にどこまでお願いしていいのかということは分かりにくいですよね。

私自身、あまりお願いしすぎて揉めたくないなーという気持ちが大きかったです。

でも、あの時病院で相談して本当に良かったと今でも思っています。

園での生活についてもかかりつけ医の先生がアドバイスをくださり、園での過ごし方についてもスムーズにお願いすることができました。


皆さんも、何か不安なことがある場合は一度かかりつけ医や市の保健師さん、教育委員会に直接でもいいかもしれません。

話しやすい方に相談してみることをおすすめします。

幼稚園の生活で配慮してもらったこと

配慮してもらうべきことは個人差や環境によっても違うと思うので参考になるか分かりませんが、我が家が園との話し合いで決めた配慮事項は

  1. 入園時1学期間は園長先生と職員室でお弁当を食べる。
    入園してすぐは他のみんなも立ち歩いたりお友達のお弁当に手を伸ばすなんてことも考えられる。
    クラスのみんなが落ち着くまでは事故防止の為に別室でお弁当を食べる。
  2. 園外学習時は必ず先生と一緒にお弁当を食べる。
  3. 園の工作などでアレルギーが心配な素材を使う時は事前に連絡する。

1番に関しては園からの提案でした。

私自身お弁当の時間が一番不安だったので、この提案は嬉しかったです。

3番は割とよく連絡が来ました。

例えば

「小麦粉粘土を使います。代替品の用意をお願いします。」

「工作で牛乳パックを使うので、何か違う紙パックを用意してください。」

という連絡や相談がよく来ました。

密に連絡を取ってくださったのですごく安心でしたし、2年間事故なく過ごせたことは本当に感謝しています。

小学校入学前の情報収集は必須‼

小学校での食物アレルギー対応は、市町村によって大きく異なります。

我が家は幼稚園時代に市のアレルギー対応について幼稚園で情報収集し、「もっとしっかりアレルギー対応してくれる町に引っ越したい」という思いが芽生え、実際に引っ越しました。

もちろん、ちょうど引っ越しを考えていたタイミングでもあったから実現したんですが…

小学校の場合「給食」というシステムがあって、市町村全体でルールがあると思うので個別に対応してもらうことは難しいかもしれません。

それでも、学校内での配慮に関しては学校とじっくり相談して決めることができると思うので、情報収集+相談が必須になってくると思います。

我が家が小学校入学時に学校と相談してお願いした配慮事項は

  1. 給食時、担任の横で食べさせてほしい。
    事故防止のため。
  2. 校外学習時、お弁当は先生の近くで食べさせてほしい。
  3. 歯みがきは他の生徒が使っていない水飲み場を使用する。
    教室前の水飲み場は生徒が牛乳パックを洗うため。(入学時乳アレルギーあり)

息子の小学校ではアレルギー対応は全て栄養教諭の先生が行っていて、書類による細かいやり取りが毎月あったので、とても安心感がありました。

小学校での配慮事項は幼稚園からの情報もあり、引き継がれることも多いと思いますが、3番は学校側から提案されました。

小学校入学時に感じたことは、幼稚園に比べて子どもも多いからか、学校側もアレルギー対応の経験があり、慣れているなということです。

だからこそ不安なことは逐次伝えていくべきだと思います。

最後に

子どもの成長は嬉しいですが、息子が幼稚園生になる時「目の届かないところにいってしまう‼」とすごく不安に感じたことを覚えています。


そんな時に私が購入して読んでいたのがこの本です。

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感想(13件)

幼稚園入園時は特にお世話になりました。

何をどう伝えたらいいのかも最初は悩むと思うので、とても参考になりました。

最後になりましたが、ご入園、ご入学おめでとうございます。

お子様の新生活が楽しく素晴らしいものになりますよう心からお祈り申し上げます。

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